近年、換気方式において以前から多くの建物で使われている第三種換気ではなく、第一種換気を使われる建築会社さんや、希望されるお施主様も増えてきました。
これは、性能面だけを見ていると気がつかない、落とし穴があるので注意が必要です。
特に、第一種換気のダクトタイプの換気の場合よく言われるのは、将来のダクト内のメンテナンスができないなどがあります。それも実際に本当の話なのですが、換気扇のスイッチを切らなければ、ダクト内にはほこりなどがたまりにくくなっています。
つまり、電気代がもったいないという気持ちで電源を切ってしまうとよくないわけです。
基本的に24時間換気ですから、基本的にスイッチや電源を切ることはやってはいけないですね。
しかしながら落とし穴というのは、ダクトのタイプであれば、吸気口や排気口など外部のフード部分や第一種換気の本体部分のフィルター掃除など日々のメンテナンスが結構たくさんあります。
最初に説明を聞かれていても、こういったメンテナンスを行わない方が世の中には数多くおられるという現実があります。
現在、皆さんがアパートにお住まいので、家のキッチンのレンジフードやトイレ、洗面外部に取り付けられたフード部分などの掃除を2~3か月おきにやっていますか?
第一種換気を導入すると、そういったメンテナンスを比較的短い期間内に行わないといけないのです。
特に本体のフィルター掃除は、2か月前後に一度は必須になってきます。
これを怠ると、せっかくクリーンな熱交換された空気を取り入れたりしているのに、逆に不衛生な空気になって室内に入ってくることもあるわけです。
こういった部分をわからずに、第一種換気を使うと後で後悔してしまうことになります。
こんなメンテナンスが絶対に無理!という人には、ダクトレスの換気や第三種換気の方が向いているのかもしれませんね。
いいことばかり聞いても自分の生活スタイルに合わなければ意味がありませんし、ストレスを抱える生活となります。
何事も物事にはメリット・デメリットがありますので、デメリットを払拭できるぐらいのメリットがあるのか、またはデメリットを許容できるのかを判断されるようにしてみてください。