更新日:2022年9月28日(水)
Modern is timeless
先日、弊社でも使っているブローイングマシーンを、ドイツから輸入・販売している、エコ・トランスファー・ジャパンの Norbert Baumann 氏が鳥取を訪問してくれました。
たった1日の滞在期間の中で、
現場の見学に、レクチャーに、セミナーに、トークセッションと…
盛りだくさんなスケジュールでしたが、ドイツと日本の建築の違いや環境に対する意識の違いを実感しました。
ヨーロッパでは100年も200年も前に建てられた家に、建物の中を何度もその時代に合わせてリフォームをして住むことが多いそうです。
一方、日本では毎年80万戸以上の住宅が新しく建てられています。
※持家、借家、分譲住宅(戸建、マンション)を含む
果たして、このうちの何棟が100年後にも壊されることなく、残っているのでしょうか?
もちろん、建てた人が100年後も住み続けている可能性は低いでしょう。
ただ、子どもや孫など
次の世代の人が丈夫な骨組みを受け継ぎ、
建物の中をその時代に合わせてリノベーションすれば、
新築住宅を建てるほどはコストをかけなくても、快適な暮らしを送れるかもしれません。
そんなことを思い描きながら、家を建てる会社を選んでみるのもいいかもしれないですね!
何十年、何百年と一度建てられた建物を使い続けるヨーロッパ
いまだにスクラップ&ビルドな考えから抜け出せないでいる日本
だんだん、いい未来へ近づいていくことを願いたいものです。
最後に、バウマンさんの話で印象的だった言葉を紹介します。
「Modern is Timeless」
本当にモダンなものは、
たとえ、100年前の建築であっても
古い技術や昔ながらの素材を使っていても
「モダンだ」と感じる。
「モダンな建築」「モダンデザイン」と聞くと、
なんだか、カッコイイ。
最新の流行を取り入れたデザイン。
といったものを想像する方も多いのではないでしょうか?
でも、「モダン」というのは最新の技術、流行りのデザインを取り入れるからできるのではないと。
日本に変わらず残ってきた
木造建築や「木」の知識と技術を大切にしつつ、
日本の先を行くヨーロッパの考えも取り入れていきたいと思っています。
はるばる、ドイツからお越しいただいたバウマンさん。
ありがとうございました!