先月、銀行基準金利というものが、0.15%上がりました。
これによって各金融機関の住宅ローン金利が上がり、今まで低金利すぎるぐらい低かった金利が少し上がりました。
しかし、上がったと言ってもまだまだ低金利です。諦めるのは勿体無いです。
金利は上がった一方で、住宅ローンを組む人にとっての選択肢が増えてきたことがあります。
それは、今まで各銀行さんでは35年の住宅ローンが最長であることが主流でしたが、40年の住宅ローンを扱う銀行が増えてきたという事です。
「えっ?40年も払ったらお祖父さん、おばあさんになってしまうから、そんなに払いたくない」
と思われる方もいると思いますが、40年の住宅ローンを40年間かけてコツコツと支払う人は少ないかもしれません。
実は、途中で繰り上げ返済をされる方が多いのです。
例えば、世間的に子育て熱心な方が増えている中で、お子様のためのお金は惜しみなく使いたいという声をよく耳にします。40年の住宅ローンにすることで、同じ借入金額でも月々の返済額を抑えることができます。お子さんの体験を大切にしたい時期や教育資金がかかる時期は住宅ローンの支払い額を抑えておき、お子さんが成人して働かれるようになれば金銭的な負担が減りますので、その時期に繰り上げ返済を行うという考えをしてみると、子育て世帯の家計を救う住宅ローンになるのかもしれません。
また、近年では20代後半や30代前半で家づくりを考える家庭も増えてきました。年齢が若いうちはどうしても、年収の関係で希望する金額を借りれず、本当はもっと住み心地のいい家を建てたかったのに諦める必要が出てくることもあります。考え方によっては、40年の住宅ローンを選択することで借入額がプラスされるケースが多いので、若いうちから高性能で住み心地の良い家に住み、住まいに関するストレスのかからない暮らしを実現できるかもしれません。
住宅ローンは、「ローン」と名前が付く中では最も金利が低いローンです。
こういった住宅ローンは賢く利用することをおすすめいたします。
金利が上昇傾向にありますので今後、超長期の住宅ローンも考えていくのも一つの考え方でしょうね。みなさん、賢い選択をしていってください。