見学会やイベントにご来場された方、家づくりを考えている方がよく聞かれる質問があります。
それは、 「家の坪単価はいくらですか?」 です。
すでに様々な住宅会社さんに聞かれている方も居られるかもしれません。
実は、この聞き方はトラブルの元となるので注意が必要です。
とある住宅会社さんでは坪単価が19万8,000円という会社がありました。
単純に30坪の建物であれば600万円弱で600万円弱で家が建つことになりますが、本当にこんな家で建つのかと言えば建ちません。家の坪単価には定義がありませんので、会社によって坪単価の中に含まれるものは全て違いますし、ほとんどの会社では「本体価格」という部分のことを言っているケースが多いのです。
人が住める状態になるには「本体価格」以外にも、付帯工事や設計費、確認申請費、検査費、外構費、照明器具、地盤改良費(軟弱地盤の場合)などが必要になります。
それぞれの会社によって見積もりに含まれているものが違い、皆さんが同じ条件で比較検討することは難しいのです。
なので、一番信用できる会社やお願いしようと思っている会社に他社の見積もりを見せて、含まれていない項目などを教えてもらうか、皆さんが一つずつ項目を確認して、分からない部分は質問しながら比較検討することをおすすめします。
「家の坪単価はいくらですか?」という聞き方ではなく、「私たちが住むことのできる状態にするためにかかる費用の総額を教えてください」と聞いてください。さらに、「それ以外に必要になる可能性のある費用も教えてください」とまで聞くとなお安心です。
W.